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投資における長期的視点と短期的視点のギャップ

日本の2018年4月24日の朝、前日のNYダウは下がっていました。連日のことでした。
同日の日経平均終値は190円高で2カ月ぶりの高値。以前はダウが上がれば日経も上がるという傾向があったようですが、最近はそうでもないようです。僕はこの日も三菱東京UFJの株価を追いかけていました。短期的視点を磨きたい一心です。三菱東京UFJの株価は前日終値730.1円→748.7円でした。

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2018年4月24日の日経平均終値が前日を上回った理由

日経平均が上がった理由としてNQNでは次のように書いていました。

東証大引け、反発 190円高で2カ月ぶり高値 輸出株や中国関連がけん引
24日の東京株式市場で日経平均株価は3営業日ぶりに反発した。終値は前日比190円08銭(0.86%)高の2万2278円12銭と、2月27日以来、約2カ月ぶりの高値をつけた。外国為替市場で円相場が1ドル=108円台後半で推移し、自動車や機械など大型輸出株を中心に買いが入った。中国政府による内需拡大策への期待も相場を押し上げる要因になった。

米金利の上昇基調を背景に円安が進み、日本企業の輸出採算が悪化するとの警戒感が和らいだ。主要企業が2018年3月期決算と合わせて発表する今期予想に円高の影響が色濃く出るとの懸念がくすぶっていただけに、投資家心理を強気に傾ける要因となった。

コマツやファナックなど中国関連銘柄も相場をけん引した。中国共産党の政治局会議が23日、内需拡大による安定成長を目指す方針を打ち出した。みずほ証券の倉持靖彦投資情報部部長は「足元で中国の経済成長が鈍化するのではないかとの懸念が出ていただけに、市場で好材料になるとの受け止めが広がった」と話す。

JPX日経インデックス400も3営業日ぶりに反発した。終値は171.03ポイント(1.11%)高の1万5643.98。東証株価指数(TOPIX)は反発し、18.96ポイント(1.08%)高の1769.75で終えた。

東証1部の売買代金は概算で2兆4349億円。売買高は14億6994万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1603と、全体の8割近くを占めた。値下がりは415、変わらずは64銘柄だった。

米長期金利の上昇で運用環境が改善するとして、銀行や保険など金融株に値上がりが目立った。三菱UFJや三井住友FG、みずほFGの三大銀グループがそろって上昇。ソニーやトヨタも上げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕

「世界経済は下り坂」ではないだろうか?

世界で最も安全な長期債券である10年の米国債の利回りが今年1月末に急騰して2.7%を超えていました。債権は需要つまり信用が高いほど金利が低くなるので利回りの上昇は米国債の安全性に懸念があるということ。そしてこの金利上昇は米国企業が社債で資金調達をする際の金利に影響するので、当然資金調達コスト(社債金利)の増加につながります。2018年4月24日の10年もの米国債利回りは一時3%を超えていたのでNYダウが下がるのは理解できました。

米国債の長期債と短期債の金利差を表したイールドカーブも逆転(短期金利が長期金利を上回る)の懸念があるとブルームバーグから発表されていましたので(過去の傾向では景気悪化に転換する直前にマイナスになっている)、QEバブル崩壊の心配もあるなかで日本の金融関連株が連日上がるというのは何とも腑に落ちないのですが現実です。

うーん、株って難しいですね。
短期取引は雰囲気にも左右されるようですので本当にギャンブルだと思います。デイトレードで利益を出している方は本当に凄い。タフですね。