- 結論:過去の言葉や教えに学ぶ
- 学ぶべき具体的な教え10選
- 「仁」の精神で行動せよ。「人間の根源は名声、名誉、金で動く」でその人間を見極めよ。「人間は神と悪魔との間に浮遊する」これを忘れるな。特別な人はいない。
- 「低賞感微」で接する。低姿勢で相手を誉め、相手の話に感心して感情をいれ、微笑みを持って対応する。
- 「先用後利」先に相手の役立ち、自分に協力していただくなら後。
- 人を見て法を説きなさい。「人の心は山川より險(けわ)しく、天よりも知りがたし」 人の心は察し知れないものがある。
- 人と話すときは相手の立場を考える。 Every family has a skeleton is the cupboard.
- 本心で話す時は少し離れた人の方が無難「遠交近攻」
- 大切な事の解決には自分と違う人生経験した人、多くの読書した数人に教えを請う事
- 真の友(仲間)はどん底から這い上がった人を選べ。仕事は苦労して覚えた人に教われ。
- できることなら、敵を友達に変えることも考えなさい。 「日本人は人の足を引っ張る事には天才的民族だ」
- 人に不快な事をされても、一歩譲り、気が付かないふりして出きるだけ相手を喜ばせ、相手に希望を持たせる話をすること。
- 以上の10項目を実行しても「ただの良い人」で終わる
結論:過去の言葉や教えに学ぶ
人間は動物です。動物には本能があります。
本能が変わらない以上、人付き合いのコツは昔から変わりません。
日本は建国の歴史だけでも4,000年以上あります。実は世界最長です。
500年前の教えでも、その前の3,500年以上の積み重ねがあります。
私が思う、過去の偉人の言葉や教えに学ぶ根拠はここにあります。
ここでは、 私が20代の頃に、丸八真綿の岡本オーナー、シダックスの志太オーナー、ビックカメラの新井オーナー、他、一時代を築き上げた当時を代表する皆様にお会いする機会があった際、 彼らが過去の偉人の言葉を引用して、 教えてくださったことを書いています。
学ぶべき具体的な教え10選
「仁」の精神で行動せよ。「人間の根源は名声、名誉、金で動く」でその人間を見極めよ。「人間は神と悪魔との間に浮遊する」これを忘れるな。特別な人はいない。
孔子の教え「仁」の精神で行動する
「仁」とは他者の心中を思いやることです。人を愛することです。人間愛です。
「論語」において最高道徳とされ、最も重要と説かれています。
韓非子の教え「人間の根源は明成、名誉、金で動く」で人間を見極める
韓非子は荀子に学んだ人です。荀子の思想は「性悪説」が基本です。
誰しもそう言った部分を持っていると思いなさいということですね。
パスカルは「人間は神と悪魔との間に浮遊する」と言った
人間は神にも悪魔にもなれる、不安定な存在だと私は理解しています。
「低賞感微」で接する。低姿勢で相手を誉め、相手の話に感心して感情をいれ、微笑みを持って対応する。
「低」とは低姿勢
奢らず謙虚な姿勢で対応して、いつも人様よりも先に声をかけ、先に頭を下げ、人様よりも深く頭を下げる。
「賞」とは賞賛
相手の良い所を認めて口にする。
「感」とは感謝
言葉で言うと「ありがとう」ですね。
「微」とは微笑み
仏教でいう「顔施」ですね。
誰に逢ってもニコニコや左飛い表情を見せること。
顔さえあれば誰にでもできる。
「先用後利」先に相手の役立ち、自分に協力していただくなら後。
富山商人の教えです。
富山の薬売りは、こう考えました。
「病を治すのが先で利は後で良い」
先に薬を保証金なしで置いていき、必要があれば使っていいと言われます。
代金は後で使った分だけ払うというシステムです。
「先用後利」はお互いの信頼関係を大切にした商売の哲学です。
これは人間関係にも言えることです。
人を見て法を説きなさい。「人の心は山川より險(けわ)しく、天よりも知りがたし」 人の心は察し知れないものがある。
この言葉は荘子の教えにあります。
これを持ち出して私に教えてくれた方は、
人の心は察し知れないものがある。
諺に「人の心は山川より険しい」とあるが、実際は「世の人間は悪党か馬鹿のどちらかだ」と極端に考えなさい。なので、自分は良いことだからと思って言っても反対の意味に理解されることがある。
人を見て法を説くように。
と、教えてくれました。
人と話すときは相手の立場を考える。 Every family has a skeleton is the cupboard.
「どこの家にも骸骨がある」
「 Every family has a skeleton is the cupboard. 」
は英語の諺。
秘密の無い家庭は無いと言う意味ですね。
表立って言えないことや事情は誰にでもあるのだから、人と話すときは相手の立場を考えて、相手の抱えているものを踏みにじって怒りを買う事が無いようにしなさい。そして新設の押し売りはしないこと。
と教わりました。
本心で話す時は少し離れた人の方が無難「遠交近攻」
「遠交近攻」は 中国戦国時代、魏(ぎ)の范雎(はんしょ)という宰相が秦王(しんおう)に進言した戦略です。
遠くの国と親しく外交し、近くの国を両者で攻めて挟み撃ちにして領土にしようという外交軍事戦略を意味しています。。
これから、次のように教えてくれました。
近くの人はライバルが多いから本心で話す時は少し離れた人の方が無難ですよ。「隣の隣は友好国」だ、ぐらいの感覚です。役職も近い人はライバルですよ。
大切な事の解決には自分と違う人生経験した人、多くの読書した数人に教えを請う事
当時は読書でしたが、今の時代は書物だけではなく、電子的なものもありますね。
同じ環境の人とは傷のなめあいに成るよ。
そのように教えて頂きました。
真の友(仲間)はどん底から這い上がった人を選べ。仕事は苦労して覚えた人に教われ。
「 涙とともにパンを食べたものでなければ人生の味はわからない」はゲーテの名言です。
どん底の悲しみや苦労を味わった人こそ、悲しみや苦しみを誰よりも知っています。そういう人は大切なことを分かっています。だからこそ、仲間として師として学びなさいということだと理解しました。
できることなら、敵を友達に変えることも考えなさい。 「日本人は人の足を引っ張る事には天才的民族だ」
「日本人は人の足を引っ張る事には天才的民族だ」とは、京都大学名誉教授であった会田雄次氏の言葉です。
良い人と思って話したことも、人によっては皆に反対に言いふらす人や、歪曲して伝えるチクリ屋もたくさんいますよ。
できることなら、敵と思われる相手を友達に変える事も考えなさいね。
そう教わりました。
人に不快な事をされても、一歩譲り、気が付かないふりして出きるだけ相手を喜ばせ、相手に希望を持たせる話をすること。
これって、なかなかできる人はいないと思います。
人間なら誰しも喜怒哀楽を持っているので、これができる人は「うまくやれる」だろうなと思います。
私の場合も、これが失敗の原因といえることは沢山あります。
以上の10項目を実行しても「ただの良い人」で終わる
僕がこれらを学んだ方々は、起業家として、経営者として、抜きんでた結果を出してこられました。
それゆえなのか、最後に添えられた言葉がありました。
これらを実行しても志(大きな正しい野心)が無いと只良い人に終わってしまうよ。
志のある人には宝の言葉となる。知識も志も有ると知恵に変わる。
一人で一生懸命やっても知れているが、多くのフアンが居れば情報も入るし大きな仕事できる。
交際上手は 仲間が増え毎日が楽しいね。
威張ると人は離れて行くね 。
人付き合いも人並み以上に上手くないと、やっぱり人を動かし、組織を動かすことはできませんよね。
実践し、抜きんでた成功を収めてきた大先輩の教えには、学ぶべきものが沢山ありますね。
今日はこの辺で。