日本の検索エンジンシェアはPCの場合はGoogleが91.7%、bingが7.98%。モバイルの場合はGoogleが99.09%、Baiduが0.57%となっています(2018年2月時点、アウンコンサルティング株式会社調べ)。
日本において、Google検索での検索結果において上位表示されるということは、マーケティングなど、発信する情報やサービスを広く深く社会に告知する上でとても重要です。
Google検索で上位表示を目指すために何が大切なのかを纏めてみました。
Google社の考え方を知る
世の中には検索エンジン対策として様々なWEBサイトや書籍やセミナー、等々があります。しかし、それらは何を元にして情報発信をしているかと言えば、それはもちろん「Google社のSEOに対する考え方」です。これはGoogleヘルプの「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」をみれば一目瞭然です。第三者が発信しているどんな情報よりもまずはこれを確認することをお勧めします。Google社自身がSEO対策について解説していますので間違いありません。
Googleは「まず確認しておくべき基本事項」として以下を挙げています。
2.ユーザーに質の高いコンテンツを提供しているか?
3.所有するローカル ビジネスが Google に表示されているか?
4.ウェブサイトのコンテンツにどの端末からでも速く簡単にアクセスできるか?
5.所有するウェブサイトは安全か?
上記のうち、最も大切なのは2です。それ以外は決まった作業や設定をすることで解決できます。検索順位で最も差がつくのは2なのです。
Google社は「検索エンジンはユーザーの1つである」と明言しています。つまりユーザーのニーズにできるだけ応えることできるコンテンツを提供することが最重要です。
最近の例を用いて説明します。
Google検索上位に表示されるWEBサイト
同じようなキーワードで検索しても、その結果は全く違うものになります。例えば「プリンタ 故障」「プリンタ 修理」というキーワードで検索した場合の結果を比較してみましょう。
- 「プリンタ 故障」で検索
実際の検索結果は以下の様になっています。(クリックで拡大)
一位表示されているWEBサイトのタイトルは「プリンタの寿命は何年ぐらい?意外な理由で使えなくなることも!!」となっており、「故障」というキーワードは入っていません。実際にWEBサイトを訪問するとプリンタのメンテナンス方法やパソコンのモニターが映らなくなった時の対処方法、等々、プリンタやパソコンを利用する人にとって「故障を避ける」「不具合(故障かもしれないこと)を解決する」ためのコンテンツが充実しています。三位表示されている「プリンターで印刷できない…原因は設定?故障?チェックすべき項目…」のWEBサイトを訪問してみるとプリンタが「故障した時の対処法」に関するコンテンツやその他のパソコン関係のトラブルを「自分で解決するためのコンテンツ」が充実しています。 - 「プリンタ 修理」で検索
実際の検索結果は以下の通りです。(クリックで拡大)
こちらで上位に表示されているWEBサイトを訪問してみると、その内容は「修理を請け負う」という内容が主であり、「実際に修理をしたいと考えている人にとって最適なコンテンツ」が充実しています。
これらの差は一位または二位に表示されているメーカーのWEBサイトを見ると一目瞭然です。「プリンタ 故障」で検索するとプリンタに関するQ&Aがまとまっている「サポートに関するWEBページ」が表示されており、「プリンタ 修理」で検索すると「修理対象機種や料金一覧や修理受付」に関するWEBページ」が表示されています。
ユーザーニーズに応えられるコンテンツとは?
「忖度」という言葉をご存知でしょうか?中国の「詩経」にも出てくる言葉です。「他人の心情を推し量ること、また推し量って相手に配慮すること」という意味があります。
この「忖度」というのが大切だと思います。(本来の意味において)
以上となります。皆さんのご参考になれば幸いです。